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若手海外活動研修 > 2010年 > 國枝 真

國枝 真

原油流出に伴う海上での原油の拡散性に関する研究

工学研究科 社会基盤工学専攻 ジオマネジメント工学講座 
環境資源システム工学分野
行き先:ワイオミング大学、ニューメキシコ工科大学、カリフォルニア大学デイビス校(USA)
期 間:2010年11月29日〜2010年12月24日
石油技術分野においては,メキシコ湾での原油流出事故が契機となり,安全保障への注目がさらに集まっています。2010年4月にメキシコ湾で,BP社による原油流出事故が発生しました。この事故により海上に流出した原油は,メキシコ湾を急速に拡散し,周囲の生態系や人間の生活圏へ二次的な被害を与えました。私のインターンシップの目的は,このような原油流出事故に伴う海上の原油の拡散性を評価することです。この拡散性を適切に評価することにより,二次的な被害の効果的な抑制を目指しています。ワイオミング大学の教員や研究者らとともに,油と水の界面および油表面の物性を評価する実験を行い,複雑な混合物である原油の拡散性に関する詳細なメカニズムを議論しました。また,ニューメキシコ工科大学やカリフォルニア大学デイビス校においては,原油挙動に関する専門性を有する教員や研究者と,得られた結果に関して意見交換を行いました。さらに,原油生産に伴う未解決の課題や危機管理に関して勉強してきました。今回のインターンシップを通して,自身の研究に対する視野を大きく広げることができ,非常に有意義な時間を過ごすことができました。

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