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若手海外活動研修 > 2010年 > 坂井 伸光

坂井 伸光

ナノマテリアルのリスク評価の実践

工学研究科 都市環境工学専攻 環境システム工学講座 環境リスク工学分野
行き先:工業技術研究院、国家衛生研究院(台湾)
期 間:2010年3月1日〜3月12日
現在、ナノテクノロジーの開発が進み、ナノテク市場が急速に発展しています。先進国をはじめとする多くの国 で、ナノテクノロジーの研究開発に巨額の資金を投入しています。一方で、その素材として使われるナノマテリアルのリスク評価が急務になっています。特異的 な物理的・化学的特性を示すナノマテリアルをどのようにリスク評価すべきかが最大の課題です。台湾では、2003年から国家ナノサイエンス&ナノテクノロ ジープログラムを開始しました。10の政府部局・政府機関がナノテクノロジーの発展のため参画しています。その中で、ナノマテリアルの生物学的安全性に関 するリスク評価も同時に進められています。私はこのインターンシップで、ナノマテリアルのリスク評価を実践します。1回目の渡航では、滞在先の研究所の方 々とナノマテリアルのリスク評価の現状について議論しました。次回の渡航では、現地の研究員の方々と連携しながら実験を行い、ナノマテリアルのリスク評価 を実践する予定です。私はこの経験を通して、国際的に業務を遂行できる力が身につくと感じており、やりがいと喜びを感じています。

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