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ムハンメッド サリビンハジ アブスタン
マレーシアにおける津波避難過程の検討
工学研究科 社会基盤工学専攻 都市基盤設計学講座 沿岸都市設計学分野
行き先:サインス大学(マレーシア)
期 間:2011年8月27日〜2011年9月26日
私のインターンシップの目的は,マレーシア市民の行動,研究対象とする地域の地形,タロックバティックビーチにおける人口分布などに関するデータを収集することでした。私が遂行したマレーシアでの一ヶ月間にわたるデータ収集プログラムは大きく下記の二つに分けられます。一つは対象地域の地理情報,海底地形情報,タロックバティックビーチにおける人口分布の収集です。もう一つはビデオ映像を用いたマレーシア市民の歩行速度の分析です。分析により得られたデータは,既往研究より引用していた歩行者速度に関するデータの代わりとなるものであり,CBS-DEモデルを用いた新たな計算(ここでは水中歩行者に作用する抗力を考慮する)を実施するために必要なものです。インターンシップ活動を通して,マレーシアにおける津波避難過程の検討を着実に進めることができました。また,今回のインターンシップはデータ収集期間に外部の研究者と交流することができた点で,私にとって良い経験でした。スムーズなデータ収集を行うためには事前に綿密な計画を行っておくことが重要だと感じました。