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若手海外活動研修 > 2011年 > ジラーニ タハシン

ジラーニ タハシン

2025年バングラデシュにおける低炭素社会実現を目指して

工学研究科 都市環境工学専攻 環境システム工学講座 大気・熱環境工学分野
行き先:クルナ大学(バングラデシュ)
期 間:2011年9月8日〜2011年10月20日
私のインターンシップの目的は、2025年バングラデシュにおける低炭素社会の実現を目指す私の研究内容を、同国政府に紹介し、同国の政策に組み込む可能性について検討することです。低炭素エネルギーミックスとエネルギー効率を改善し、二酸化炭素の削減とエネルギー開発を両立させようとする我々の研究は、バングラデシュにおいて初めての試みです。今回は大学関係者だけでなく、環境関連機関の政策決定者や開発計画者などのキーパーソンとも討議する機会を得ることができました。大学関係者や政策決定者との面談では、日本、マレーシア、インドネシア、タイ、インドなどのアジア諸国において、私たち研究グループがこれまでに行った研究内容について説明をしました。先方からは、ご意見や提案をいただくことができ、2009年に改定したバングラデシュが気候変動対策戦略とアクションプラン(BCCSAP - Bangladesh Climate Change Strategy and Adaptation Plan)の5つの柱の適用について意見交換をしました。また、もうひとつの目的であるデータ収集については、バングラデシュの農業、森林管理、その他土地利用などの部門における二酸化炭素排出量評価のためのデータを収集することができました。今後、非エネルギー部門の研究も進めていく際に、これらのデータを活用していきます。

写真:左から
Dr. Ejaz Hossain (Bangladesh University of Engineering and Technology)
Dr. Abul Kalam Azad (Khulna University)
Dr.Ainun Nishat (BRAC University)
Mr. Mirza Sakawat Ali at Department Of Environment office


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