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若手海外活動研修 > 2012年 > 呉 慧喆(オヘチョル)

呉 慧喆(オヘチョル)

統合的湖沼流域管理(韓国の八堂湖流域を対象として)

工学研究科 都市環境工学専攻 環境質管理分野
行き先:韓国建設技術研究院(韓国)
期 間:2012年2月7日〜2012年2月20日
今回の韓国における2週間のインターンシップの目的は、統合的湖沼流域管理システムの構築に必要な流域環境データの入手です。
人間がすぐに使える淡水の量は、全地球上の水の2%にすぎません。そのわずかな淡水のうち9割以上が、天然湖、貯水湖、人工湖などの「湖沼」に存在しています。従って、清らかな水を湛え、私たちに供給してくれる湖沼の価値がますます貴重になってきています。統合的湖沼流域管理とは、水資源管理のあり方として世界的に認められつつある統合的水資源管理をベースとしながら、他の水資源にはない湖沼独自の特徴である、生態系サービスと静水システムとしての特徴に対応することのできるような水資源管理です。研究対象流域は韓国の八堂湖流域です。八堂湖の平均水深は7mであり、貯水量は 2億4千万トンです。八堂湖は韓国の首都圏2,300万人(韓国人口の46%)の水道水源であり、韓国で最も重要な湖沼流域です。
今回のインターンシップを通して,どのようなデータが韓国において入手可能かを確認することや今後の研究の方向性を見出すことができ,非常に有意義な時間を過ごすことができました。


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