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若手海外活動研修 > 2012年 > スカニア ミスラ

スカニア ミスラ

持続可能な都市密度を求めて:アジア・メガシティのための最適密度関数

工学研究科 建築学専攻 建築環境計画学分野
行き先:インド
期 間:2012年2月3日〜2012年2月22日
今回のインターンシップによって、ムンバイとアーメダバードの都市計画について、行政当局、学識経験者、民間のコンサルタント、その他関連組織の方々にお会いすることができました。
2つの都市で得られた経験は、全く異なるものでした。ムンバイは430㎢の面積を有する都心部に1,200万の人口を抱えるメガシティであり、その際だった中心業務地区にはインド全土から多くの移民が集まっています。その結果、ムンバイは、驚くほど異質のものが混在する集合体となっています。ムンバイでは、そこに住む人々の経済的地位、居住条件、購買力、生存に必要な基本的資源へのアクセスについて、極度の差異があります。様々な都市問題が発生しているにもかかわらず、スラムと人口密度の極大化を伴いながら、この都市は生き延びているのです。
アーメダバードは放射状にスプロールし成長している都市です。アーメダバードでは活動地域は散在しており、過密地域や人口過多地域がいくつか存在しているとはいえ、生活の質は全般的に高いと言えます。この都市は、人口増加に適合するように空間的な成長が進んでいるため、全体として人口密度の飛躍的な増大は生じていません。
インターンシップを通じて、都市の人口密度、発展段階、市民の人間安全保障を計測するための膨大なデータを収集することができました。これらのデータを統一のフォーマットに変換し、地図上にマッピングし、相互に比較することが今後の研究課題です。

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