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若手海外活動研修 > 2012年 > 鈴木 裕識

鈴木 裕識

インターンシップのタイトル

地球環境学舎 地球環境学専攻 環境調和型産業論分野
行き先:マヒドン大学(タイ)
期 間:2012年10月1日〜2012年10月10日
私は、ペルフルオロ化合物類(PFCs)の下水処理場における挙動について研究を進めています。インターン研修では、1) タイ王国における下水処理と汚泥処理について学ぶことと、2)下水処理場とその周辺のPFCs汚染状況を調査することを目的としました。
研修中には、工業団地の下水処理場、養豚場、そして下水汚泥を原料とする肥料工場を訪れました。現地の汚泥処理を見学して興味深かった点は、訪れた3つの施設のうち2ヵ所で、余剰汚泥を砂ろ過した上澄みを液体肥料に、天日乾燥させた余剰汚泥を固形肥料に利用していたことでした。下水処理水や余剰汚泥に残留したPFCsが環境中に排出されている可能性について調査する必要があると感じました。
PFCsを調査するために、下水処理場の放流口付近で、下水処理水、放流先の河川水、底質そして植物を、肥料工場で、液体肥料と固形肥料を採取しました。試料は研修先の実験室で前処理し、日本に持ち帰って分析しました。
研修先の研究室ではゼミに参加し、PFCsの環境中の挙動、分析方法、処理技術について現地の学生と議論をする機会を得ました。また、自由時間には現地の学生に食事や観光に連れて行ってもらい、タイの文化に触れることができました。

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