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ハンネ ルイーゼ クナーペン
ベトナムのカントー市でのスケールアップポリシーの実践
地球環境学舎 地球環境政策論分野
行き先:Climate Change Coordination Office (CCCO) (ベトナム)
ベトナムでの実地調査の際に、ハノイの国家の政策決定レベル、ドナーやNGO等、ホーチミン市の研究機関のキーパーソンに様々なインタビューを実施しました。カントー市では、私は3週間にわたる気候変動のコーディネーションオフィス(CCCO)でインターンシップの研究を行いました。こちらでの主な目的は、活動の観察を通じて都市のレジリエンスビルディングと社会経済開発計画へ気候変更の適応策をメーンストリーミングすることについての知識を得るということでした。また、コドー地区でトレーニングコースに参加しました。このコースで、地元民が都市部の意思決定プロセスに参加できるようにするためにバルネラビリティーとキャパシティアセスメントというツールが使用されていました。そのトレーニングコースを経験したことにより、地元民とコドー地区の関係者のための気候変動に関する知識を得るだけではなく、地区の次の社会経済開発計画に地元民から学んだ教訓を統合することができました。従って、このインターンシップは、スケールアップの政策の完全なケーススタディとなっていました。最後に、CCCOおよび関連する市の部局のキーパーソンとのインタビューを通して、私は、気候変動の文脈における都市の意思決定に関する深い示唆を得ました。